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うつ病【対処法・接し方】

うつ病の仕組み

うつ病は、誰でもなりうる可能性のある「心の風邪」です。うつ病になると、不安感、倦怠感、自己嫌悪や食欲不振、不眠症など様々な辛い症状に悩まされることになるのですが、そもそもうつ病とはどういった仕組みで発症するのかご存知ですか?

うつ病はなぜ発症するのか

うつ病の仕組みは現在でも研究が進められていますが、何かひとつの原因で発症するわけではなく様々な要因で発症すると言われています。1960年代に提唱されたモノアミン仮説もいくつかの説の一つと考えられています。神経伝達物質が欠乏することで、情報の伝達が上手くいかなくなり、うつ病を引き起こすと考えられています。
ちなみにモノアミンとは、セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンなど神経伝達物質の総称で、気分や意欲、記憶など人の感情に関わる情報の伝達をコントロールしています。

ストレスがうつ病の原因に

神経伝達物質の欠乏を引き起こす原因の1つとして、ストレスがあります。ストレスと言っても様々ありますが、うつ病のきっかけとなるストレスは「環境の変化」も主な原因の1つです。退職や単身赴任、妊娠、子育て、病気など、環境に何らかの変化があったとき、私たちは大きなストレスを感じます。
上手くストレス発散することができれば問題ないのですが、ストレスを溜め込んで心身が疲れた状態が続いてしまうと、脳に様々な影響を与えてしまいます。 その影響とは、心身の働きを活性化してくれるセロトニンやノルアドレナリンの量が減ったり、前頭葉の部分を中心に脳の血流や代謝が低下したりするのです。 前頭葉は創造力を備えている大事な脳の部分ですから、ここにダメージを受けると自然治癒力が失われてしまいます。

「うつ病かな」と思ったら

うつ病は自分では気づくことが難しく、以前と違う状態になっていることに気づいても、それがうつ病であると自覚できない場合も多くあります。
そのため、最近やる気が出ない、人間関係に悩んでいる、育児不安を抱えているなど、気持ちの変化を感じている方や、悩みを抱えている方は、カウンセリングを検討してみてください。
カウンセリングでは、心の負担となっている悩みを聞き、気持ちを受容、共感して、二人三脚で具体的な解決策を模索していきます。決して1人で悩んでいるわけではないという安心感を得られるので、心の負担を軽くすることができるでしょう。


うつの対処法について

個人差はあるものの、一度発症してしまえば克服までにかなりの時間を要する病気、それがうつです。そんな心の病とこれからどう向き合っていけば良いのか?福岡にてメンタルヘルスチェック・カウンセリングを行う当社が「うつの対処法」についておこたえいたします。

身体の休養を大切に

心のガソリンが切れた状態、それがうつ病です。何か行動を起こそうにも、疲れ果てた身体にエンジンをかけようとすれば余計悪化を招くだけでしょう。とにかくまずは身体と心を休めながら、エネルギーが溜まるのをじっくりと待つしかありません。
好きな音楽を聴いたり、静かな空間で読書をしたり、料理を楽しんだり、バラエティ番組で思いっきり笑ったりと、気持ちをリラックスさせながら気分転換できる、そんな癒しの時間を見つけるよう意識してみてください。

自分を責めない

うつ病と診断されると、人は自己嫌悪に陥る傾向があります。うつになった自分、何もできない自分、周囲と違う自分に対して「私はなんて弱い人間だ」「もっと早く病院へ行っていれば」と、自分で自分を責めてしまいがちです。しかしこれは、気持ちの持ちようや責任の問題ではなく、病気がそうさせてしまう場合もあります。
誰もがかかる可能性のある病気ですし、それを恥ずかしくて情けないと思う必要なんて全くありません。頑張りすぎたあなたがたまたま発症してしまっただけですから、過度に自分を責めるのだけはやめましょう。自分の正直な気持を肯定的に受け入れることが克服への第一歩となります。

周囲の協力を得る

一人で抱え込んでいても何の解決にもなりません。周りからの協力を求めることが必要です。ご家族はもちろんのこと、信頼できる友人や恋人、職場の仲間など、あなたの病気を知っている人、理解してくれている人は近くにいらっしゃいますか?
悩みや愚痴の話し相手がいるだけでも心は軽くなりますし、共に向き合う相手がいればすごく勇気が湧いてくるものです。ご自身がうつであることを勇気を持って打ち明け、周りに自分の理解者を増やしましょう。


うつ病のパートナーとの接し方

うつ病は、その治療期だけでなく回復期に入っても周囲の理解とサポートが必要不可欠です。家族の精神的な支えは本人にとって何より心強く、完治への近道となるでしょう。パートナーとの接し方にお悩みであれば、ぜひ以下の点を意識してみてください。

助言よりも共感を持つこと

うつ病患者が求めているのは理解者です。本人が話したことを否定することはせず、その話に共感を示すような姿勢で耳を傾けましょう。
カウンセリングにおいても、話の内容を分析したり、改善点を指摘したりするのは逆効果になるため細心の注意を払います。
共感から理解が生まれ、そして相手に理解される喜びを実感することによって、本人も周りの人ともっと深く関わろうと徐々に前向きな気持ちが芽生えてくるものです。
不安や悲観的な発言ばかりに苛立ちを覚えることも多くなると思いますが、患者さんの発する言葉はあくまで病気によるものです。時には聞き流しながらでも、つかず離れずの程良い距離感を保つのがベストです。

焦らさない急(せ)かさない

少しずつ症状が軽快してきたからといって、家族や周りの人は決して焦ってはいけません。

特に在宅治療の場合、「そろそろ仕事に行けるんじゃない?」「学校へ戻ってみようか」などと逸(はや)る気持ちがつい先走りますが、この病気は一進一退なため、期限を決めたりして回復を急(せ)かす行為は避けましょう。

「まだ良くならない」ではなく「もうこんなに良くなった」と見方を変えて、気長に前向きに治療に付き合っていくことが大切です。

重要な決断は先送りに

うつの症状が強く出ている間は、精神的に追い詰められて人生の重大な決断(退職・離婚・引越しなど)を下そうとします。
重要であればあるほどプレッシャーや緊張が本人を苦しめますし、その決断が後悔の結果に終われば余計症状は悪化します。
こうした大切な決め事は、直ちに決断しなければならない状況を除いて「後で一緒に考えようね」となるべく先送りさせることで、プレッシャーが軽減できます。